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貸出奴隷 裕美子
第11章 6日目 ~美樹~

乳房を強調して括り出すような後ろ手の縛りが終わると、美樹様は裕美子さんの正座を解かせ、腰回り、次いで両方の足それぞれに縄をかけていかれました。裕美子さんがこの時点でわかっていたかどうかは分かりませんが、私には、美樹様が裕美子さんを開脚の逆さ吊りにされるおつもりだということがわかりました。
逆さ吊りは、時間がたつほどに頭に血がのぼり、意識も朦朧となる厳しいものです。増して、開脚の姿勢にされるということは、逆さに吊られたまま、その開いた両足の中心部に責めが加えられるということを意味します。まだ朝の7時過ぎ。やはり今日は裕美子さんにとって、相当に辛い一日になるようでした。
後ろ手に縛った背中の縄、腰縄、そして両足の縄がそれぞれ天井から下がった滑車に繋がれました。美樹様が壁のスイッチを操作なさると、足の縄から順に天井に向かって引かれて行き、裕美子さんは足の方から天井に向かって吊られていきます。
「・・あぁ・・・あ・・ん・・・」
きっちりと縛られた縄自体が厳しい上に、その縄に自分の体重がかかっていきます。
「あぁっ・・・美樹様・・ありがとう・・・ございます・・」
責めに感謝し、絶えずそれを口にすること。ここでの重要な作法の一つですが、6日目になって、裕美子さんにもそれが身についてきているようです。
「裕美子。今日は、吊りをたっぷりと楽しみなさい」
「・・・はぃ・・美樹様・・吊っていただいて・・裕美子は嬉しい・・・です・・」

