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貸出奴隷 裕美子
第11章 6日目 ~美樹~
「ん・・あ・・・あ・・」
裕美子さんの身体は完全に床から離れ、大きく開脚させられたまま、逆さに吊られました。ちょうど、アルファベットの「Y」の字の形です。
裕美子さんの呻き声と、縄と滑車がすれてギシギシと軋む音の二重奏が、吊りの厳しさを物語ります。
私も同じようにしていただいたことがありますが、吊られたまま何もされなくても、時間の経過がそのまま責めになる辛い縛りです。ましてそこに加えられる厳しい責めに裕美子さんは耐えなければなりません。もちろん、感謝の気持ちを持ち続けて、です。
「裕美子」
美樹様が裕美子さんに言葉をかけます。
「・・はぃ・・美樹様・・」
「辛くて逃げ出したくなったらいつでもギブアップしなさい。あなたはいつでもここを出て行ける。祐二さんには捨てられるかも知れないけれど」
美樹様は、高い声でお笑いになります。
「い、いいえ・・美樹様・・裕美子はどんな責めも、感謝して・・お受けします・・・ど、どうか・・裕美子をきつく・・責めてくださぃ・・」
息がつまりそうなほどの厳しい胸縄の上に逆さ吊り・・・普通に言葉を発するのも苦しいはずですが、裕美子さんは健気にそう言いました。