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貸出奴隷 裕美子
第11章 6日目 ~美樹~

熱蝋と鞭の同時責めは2時間ほども続きました。裕美子さんの下半身は天井につるされた蝋燭から垂れる蠟で赤く染まり、股間に深く埋め込まれた2本の蠟も、もう長さが半分ほどになっています。

「・・あ・・あ・・」

美樹様が鞭を打つ手を止めても、裕美子さんは ビクッ ビクッ と痙攣したように身体を震わせます。

「・・ありがとう・・・ございます・・美樹様・・あぁっ・・・」

必死になってお礼を述べる裕美子さんの言葉が終わらないうちに、美樹様の次の鞭が飛びます。昨日一日鞭を受けなかったので、裕美子さんの身体の鞭痕はかなり薄れていましたが、この2時間の鞭打ちで、再び身体中に赤い線が走る凄惨な様子に戻されました。

「少しは奴隷らしい身体になったわね、裕美子」

「・・・は・・はぃ、美樹様・・・裕美子は嬉しい・・・です・・」


美樹様のご命令で、天井と股間の蝋燭が外されました。次のご調教に移られるようです。

美樹様が壁のスイッチを操作されると、両足は大きく開かれた状態のまま、上半身が徐々に天井に向かって吊りあげられて行きます。背中が床と並行になってもせり上がりがとめられることはなく、さらに上体が起こされていきます。長時間の逆さ吊りで頭に血が上り、そのことも裕美子さんを責め苛んでいたはずですから、少しは楽になったかもしれません。と言っても、もちろんそれは一瞬のことです。違う形でまだまだ続く厳しい調教が、裕美子さんを待っているのですから。


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