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貸出奴隷 裕美子
第2章 洗礼

何十発打たれたでしょうか。意識さえも朦朧となるなかで、鞭打つ手を止めた達也様の指で顎を持ち上げられ、初めて正面から達也様のお顔を拝見しました。と言っても、その時の裕美子はすでに号泣状態で、正直なところ、お顔は良く見えてはいませんでしたけれど。

「こんな格好で派手に垂れ流して、ひとかけらの恥じらいすらもない家畜だ」

「・・はぁ・・・はぁ・・」

私はもう息も絶え絶えでした。

「・・も・・申し訳・・ございません・・」

「ギブアップして、もう音を上げたと祐二に連絡してやろうか。楽になれるぞ」

そのお言葉に、私は激しかった一本鞭の辛さも忘れて夢中で首を振りました。

「た・・達也様、それだけはお許しください・・達也様の・・お・・お許しをいただけるまで・・・どんなに辛いご調教も・・・どれだけ厳しいお仕置も・・裕美子からお願いしてお受けします・・で・・ですから・・このまま裕美子を・・裕美子をここにおいてください・・・ど・・どうか・・お願いします・・」

裕美子がもうギブアップした、なんてことになったら、即座にご主人様に捨てられてしまう・・その時私の頭をよぎったのはそのことばかりでした。

「まだ仕置きは終わっていない。受けるんだな」

私は泣き顔のまま、必死に達也様にお願いしました。

「はぃ・・どうか・・どうかお仕置きを・・厳しいお仕置きをお願いします・・裕美子が心の底から・・反省して・・2度と粗相をしたりしないように・・・どうかお願いします・・達也様・・」

裕美子の言葉にご満足いただけたのかどうかはわかりません。達也様は改めて裕美子から距離を取り、永遠に続くのではないかと思われるような鞭でのお仕置きが再開されたのです。
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