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貸出奴隷 裕美子
第11章 6日目 ~美樹~
裕美子さんが待機の姿勢になってから30分ほどして、美樹様が再び地下室に下りて来られました。お一人ではなく、このお屋敷で働いているなど、普段から出入りしている男性が大勢ご一緒でした。


「み、美樹様。お越しいただいてありがとうございます。また、奴隷裕美子に休息とお食事をいただきまして、感謝申し上げます。ご満足いただけるよう努めますので、どうか厳しいご調教をお願いいたします」

裕美子さんは床に手をついたまま、一旦顔をあげて美樹様にご挨拶を申し上げると、改めて深々と頭を下げ、額を床につけた姿勢を取りました。


「裕美子。主への奉仕は奴隷の基本中の基本よ。それなのに、さっきのは何?」

「・・あぁ・・み、美樹様。大変申し訳ありません。未熟な裕美子を、どうかお許しくださぃ・・」

「これから夜まで、本当は別の調教をするつもりだったけど、特別に奉仕の特訓をさせてあげるから、ありがたく思いなさい」

「は、はぃ、美樹様。ご配慮を・・ありがとうございます。裕美子が未熟なために、ご予定のご調教をお受けできず、申し訳ございません・・」

「ここにいる男たちに、一人ずつ奉仕しなさい。逝かせてザーメンを呑んだら次の男。手は使わずに、口だけですること。いいわね」

「・・は、はぃ・・美樹様。裕美子は全員の方にご奉仕申し上げて、皆さまからザーメンをいただきます」


美樹様が予定していたご調教を本当に変更なさったのかどうかは、私にはわかりません。もしかしたら、火あぶりにされて苦しみ抜いている裕美子さんの姿をモニターで見た達也様が、助け舟を出されたのかもしれないとも思いました。(達也様には、そうしたお優しい面もおありなのです。)

ただ、「助け舟」と書きましたけれど、火あぶりからは救われたとしても、美樹様のこの新しいご命令は、これはこれで本当に厳しいものです。男性はちょうど10人。達也様と同じように、彼らは決して自分から腰を使うようなことはしませんから、ひとりのザーメンをいただくのに30分はかかるでしょう。それが10人ですから、裕美子さんは疲れ切った身体で、少なくとも5時間以上は舌と唇だけでのご奉仕を続けなければならないのです。

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