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第13章 裕美子の深層

どのくらいの時間が経ったでしょうか。じっと土下座の姿勢を維持する二人の奴隷の前にあるドアが開きました。入ってこられたのは・・・美樹様でした。

「美樹様、お越しくださり、ありがとうございます。絵里にご調教をお願いいたします」

入ってこられるのは達也様と思い込んでいて少しビックリしている裕美子をよそに、絵里様は美樹様にしっかりと奴隷のご挨拶を・・・裕美子はまた、奴隷として自分がいかにダメかを思い知らされました。2800回の鞭はまがりなりにもお受けできましたが、この一週間のご調教は、きっと不合格です。美樹様はそれを裕美子に申し渡しにこられたに違いない・・・裕美子はそう思いました。ご主人様・・・ご主人様にお会いしたぃ・・お顔を拝見したいです・・でも・・・

「裕美子からは挨拶がないわね」

「も・・申し訳ありません、美樹様・・地下室にお越しくださり、ありがとうございます。裕美子に厳しいご調教を、お願いいたします」

顔をあげ、美樹様のお顔をきちんと見ながらそう申し上げ、再び額を床につけて土下座の姿勢をとりました。