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貸出奴隷 裕美子
第2章 洗礼
どのくらい時間がたったでしょうか。ようやく戻って来てくださった達也様は、手に金属製のバケツを持っていました。
「少しは乾いてきたな」
私に向けておっしゃったのかどうかわかりませんでしたが、
「は・・・はぃ、達也様」
と返事をしました。
「裸になれ。着ているものはここに入れろ」
達也様は、持っていたバケツを私の横に置いてそう言われました。
「はぃ。裸になります」
ご主人様以外の、それもついさきほど初めてお会いしたばかりの方に裸身を晒すのはもちろんとても恥ずかしかったのですが、その時の私は、羞恥よりもこれからどんな調教が始まるのかとの緊張と不安の方がずっと大きく、とにかくすぐにご命令通りにしなければとの思いで一杯でした。