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第8章 もっと狂おしく

海老原には高速道路以外では右手だけで片手運転をする癖がある。

それが今は幸いしてか、運転しながら麻由美にまた股間を弄られていた。

「どう、気持ちいい？」

「ああ」

二人は外から見ればごくごく普通に車に乗っているこのように前を向いて澄ましているが、実は中ではそんな不埒ことをしていた。

「すごい、こんなに硬くしてぇ」

「きみに触られれば誰でもこうなるさ」