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第5章 人妻との熱い夜

湯船には入る気がせず、ぬるめのお湯をシャワーで頭からかぶって石鹸の泡を落とした。

そのままお湯をかぶりながらなぜ麻由美が来たのかをふと考える。

こんな時間に来るんだからヤリに来たのかとも思うが、いつぞやに別れた時の彼女から「男と違っていつもしたいとは思わないのよ女は」という言葉を思い出す。

どっちにしろ今日は疲れているし酒も飲んでいるから自分が無理だなと海老原はバスルームを出た。