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制服を脱ぐ狼くんは。
第2章 *動く鉄の救世主*


今日も愛はバイトだった。

今しているバイトは小さなカフェの店員。

もともと会社でOLをしていた愛は、

仕事で行き詰ったときなどにこのカフェを訪れていた。

しかし仕事の黒い部分を見すぎて心が滅入ってしまい仕事をやめた。

そんなときにこの仕事に誘ってくれたのがこの店長さんで

それからずっとここでのバイトをしている。


今日は10時から16時までだから朝9時には家を出る。


『夏樹学校かな・・・?』

そんなことを呟きながら部屋を出て駅へと向かう。


夏樹に抱かれたあの日から夏樹は部屋にいる気配すらない。

本当にあそこで生活しているのだろうか・・・。

あのときはよく部屋を見る余裕もなかったけど、どうだっけ?


そんなことを考えながらあることを思い出した。



やばい・・・。この前夏樹君の部屋で潮吹きしちゃったんだ。


シーツ大丈夫かな、何かお詫びをしなきゃ・・・。


そんなことを考えて結局バイト先のカフェにあるケーキを

持って謝りに行こうと思った。


またあんなことになったり・・・しないよね。


思い出しながら蜜部がジワーッと熱を帯びているのを感じ

いけないと思い駅を目指した。
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