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水蜜桃の願い
第2章 先生と生徒
私を襲った深い絶頂。脱力したときにはもう膝立ちのままでなどいられず、ぽすん……とそのまま倒れ込むようにベッドに横になった。
はあはあと整わない呼吸。
視界に入る、避妊具の箱。
それを拾い上げる綺麗な手──身体の奥の疼きがひときわひどくなったのがわかった。
開封する音に、期待でごくりと喉が鳴る。
やがて、ぐいっと肩を掴まれ、そのまま仰向けにされた。
先生が私を見下ろす。
汗で濡れたその前髪。こんなになるほど私のことを──胸がぎゅっと苦しくなる。
開かされる足。
そして────。
「あ……」
蕩けたそこに、先生の手がふれた。
ん……と甘ったるい息が勝手に漏れる。
全体を撫でるようにされると、もう欲しがってるそこは正直にひくひくと応えた。
つぷ……と、指がそのままなかにはいってきた感覚に、思わず先生の腕を掴む。
ん? と問いかけてきた先生を見つめたまま、手をそのあたりへと滑らせればそれにぶつかる。
「こっちがいい……」
指先できゅっと握って、訴えた。
なんだかぬるっとした感触は避妊具についてる潤滑剤だろう。
感じる、その熱さ。そして硬さ。
もう欲しくてたまらない。外でいっただけじゃ疼きはおさまらず、よけいにもっと欲しくなってしまう一方だった。充たされたいと、私の奥が訴えてる。