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水蜜桃の願い
第2章 先生と生徒
私のこのいやらしくて貪欲な身体の奥深くまで先生がはいってきてくれることだけをただ願い、早く、とまた訴えた。
わかってるよ──という言葉と同時に、入り口で遊ぶように動いていた指が抜かれる。
先生が覆い被さってきた。
その左手が私の頭に優しくふれてくる。
そして下りてきた唇────。
ちゅっ、と合わせられては、離される。
繰り返されるそんな口づけ。
離れるのが切なく、追いすがるように顎を上げ、それに応えた。
じっと見つめられ、先生──そう呟けば、とうとうそこに、それはあてがわれる。
あ……と、 待ち望んだその感触にたまらず深く息を漏らしながら、想いを込めて先生を見つめ返した。
「……だからわかってるって」
ふ、と先生が意地悪く口元を歪める。
その滲み出る色気に胸の鼓動はさらに激しくなった。
早く──と、まるでその先をねだるように勝手にひくつく蜜穴。
目を細めて、は……と先生が息を吐く。
──ぐっ、と。
そこがこじ開けられていく。
「あ……」
この、はいってくるときの感覚がたまらない。
閉じていた私の身体が先生によって開かされるこのときが。
圧倒的な力でゆっくりとそれは、くる。
なかが先生のもので次第にいっぱいになっていく──そう考えるだけでぞくぞくっと背筋を走る何か。