この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
水蜜桃の願い
第3章  記憶の中の彼女


「先生……はやく、っ……」


そんな顔をして、そんな言葉を口にし、俺に差し出してくる両手。


ゆっくりと近づいた。


確信犯なのかそうでないのか、子供のような仕草で大人の行為をねだる彼女。
何も知らないとでもいうような顔で、この身体を愛してほしいと、俺に。


「……悪い子だよね、ほんと」


数十分前にここに来たときはこんな展開になるなんて思ってもいなかった。
親がいないと聞いたときも、俺にその気はない以上何も問題は起きないという自信さえあった。


それなのに。
今──俺は彼女を抱こうとしている。

そうさせたのは、彼女。
──じゃあ、彼女をそうまでさせたのは?


何だか自分がうまく動かされているような気さえした。
けれどそんなこと認めるわけにはいかない。


「さっき何してたの?」


だから俺は、彼女が答えなかったあのときの問いをまた、口にする。


「下着あんなに汚して。
……何かしてたんじゃないの?」


ゆるゆると首を振って否定するその動きさえ、俺を煽っているかのようだった。


「……嘘つき」


もう全部わかってる──そう囁けば、さらに色を帯びた目。
半開きの唇の隙間から覗く赤い舌に、俺ももうその身体にふれずにはいられなくなった。


/406ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ