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水蜜桃の願い
第4章 動き出した刻
思い出す。
あのときの感覚を。
子供だとばかり思っていた彼女の身体に溺れるようにのめりこんでいった時間を。
大人になった彼女は、今度は俺をどんなふうに乱すのか──止められない欲情は加速する一方だった。
胸への……乳首への愛撫に、くねらせ始めた腰。
その動きはいやらしく、扇情的だった。
誘っているようにしか思えなかった。
スカートの中に手を入れ太ももに触れれば、また、彼女は熱い息を漏らして。
内ももを辿るように指先を滑らせる。
熱く、こもったような湿度すら感じながら、付け根ぎりぎりをさする。
求めているくせに閉じたままの脚。
さわってほしいなら自ら開いて俺を求めればいいのに──そう思いながらも、彼女が自分から開くまで待つ余裕はもうなかった。
隙間に差し込んだ指先で、内側からぐい、と無理矢理開かせる。
抵抗など全く感じずに素直に脚をずらした彼女に、ふ……と歪む口元。
そのまま下着の横から指先を忍ばせ、割れ目をなぞれば感じた明らかな潤み。
息を飲み、少しだけ仰け反った背中をまるで恥じるかのように彼女はすぐに俯く。