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水蜜桃の願い
第4章 動き出した刻
身体に力が入るのか、ドアについた両手が震えていた。
我慢しなくていいよ、と耳元で囁く。
擦る指もさらに速めた。
「っあんっ、やっ……っあ────!」
……程なく、そんな悲鳴のような声をあげながら彼女は達した。
手を離せば、がくがくと震わせる脚で、それでも必死に立っていて。
……もう俺も限界だった。
たまらず、ベルトを外して下着ごとズボンを下ろす。
彼女の腰を掴み、熱く猛ったそれを潤みきった割れ目に擦り付けるようにして前後に動かした。
いったばかりの突起への刺激は強いのか、腰をびくびく震わせながら、だめ、だめ……とそればかり呟く。
それでも動きをやめない俺に抗議しようとなのか、こっちを振り向くようにして見せたその悩ましげな目を見つめ返しながら、とらえた蜜穴に自身をぐっと押し込んだ。
っあ──と息を止めた彼女。
きつく閉じているなかを押し広げながら侵入していくその感覚は、身震いするほど気持ちよくて。
もっと奥まで──その欲は止まらず、彼女に呼吸を促した。
素直に従い、吐かれた息。
その隙に、一気に奥までこじ開ける。
「っああ……!」
漏れた声は、俺のか、それとも彼女のか。