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水蜜桃の願い
第5章 甘やかな願い
くたり、と力が抜けたようにすべてを俺に委ねてきた彼女。
勃起しているその部分をわざと弄ると、そのたびにびくりと激しく身体を震わせ、だめ、と泣きそうに訴えてきた。
素直な反応がとても可愛い。
覆い被さるようにして、唇を重ねた。
反射的になのか、応えようとする舌先。
与えっぱなしの快楽に、そんな余裕なんて本当はないだろうに────。
……やがて離した唇。
後ろから抱き締めたまま、ベッドに倒した。
潤む目元に口づけ、涙を舌先で舐め取っただけでもその身体はぴくりと反応する。
本当に、可愛い。
俺の愛撫にこんなにも乱れる彼女が。
もはや我慢などできないほどの昂りに俺もシャツを脱ぎ捨て、このまま──そう思ったときだった。
振り向いた彼女が、とろりとした目付きで起き上がり、俺のもとに這ってくる。
下着に手をかけられ、下ろされた。
もう完全に勃ち上がっている俺自身が、彼女の目の前であらわになる。
うっとりとした表情を俺に見せつけるようにしながら、触れてきて。
柔らかい指先に包まれて。
ああ、と吐息を纏った声が意図せず漏れた。
彼女の唇からも、甘い溜め息がこぼれるのが聞こえる。