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水蜜桃の願い
第5章 甘やかな願い
隠すことなく、そのひとつひとつをまるで俺に見せつけるかのように、俺を煽るかのように彼女は縋るような目付きを流してきて、口づけをねだる。
恥じらいは快楽の前にやがて消え、淫らに、これ以上ないほどに俺を誘う。
大きく開かせた足のあいだで、自らを高めるために蠢いている指先。
10年前よりももっと官能的な表情を見せながらのその卑猥な光景に、昂る一方の俺自身。
頭に甘く纏わりつくような声で俺の手をねだられ、拒むことなどとてもできずに潤みきった蜜穴を弄る。
指先にいやらしく纏わりつく彼女の蜜はとろとろと溢れて、そのぬるりとした感触にぞくぞくとさせられた。
なかの敏感なスポットを捉えた指。
押すように刺激し、彼女を高めていく。
快楽に襲われもはや自ら愛撫することなどかなわなくなった彼女の代わりに、外をも同時に擦る。
程なく、その白い身体が仰け反るように曲線を描いた。
そして鏡の中の彼女と目があった瞬間──たまらなさそうに声をあげ、硬直した全身。
びくびくと震わせる、太もも。
そして、俺の指を咥えこんだままの、内部。
その痙攣が、彼女の絶頂を教えた。