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水蜜桃の願い
第5章 甘やかな願い
「……っ……!」
戸惑ったような声が聞こえたけれど無視して、完全に脱がせ、床に落とす前に見た下着の内側。
真ん中の色が違っている。
さわると、濡れた感触がした。
本当に、嬉しいほどに俺に濡れてくれる身体だな、と思わず緩む口元。
「……もう、ばかっ」
咎めるような視線を俺に送ってきながらも、すぐに、替えなんかもうないのに、と拗ねた口調で呟いて、恥ずかしそうに目を伏せる。
そんな顔すら可愛い──苦笑しながら降りたソファー。
抱き抱えるようにして起こすときも俺とは目を合わせず俯いたままだったから、少し乱れた髪が頬を隠している。
それを指先ですくうようによけさせ、それって俺のせい? と下から覗き込みながら聞いた。
「……だって……先生が……」
掠れた声の途切れた抗議に、俺が? と先を促す。
躊躇っている素振りをしながらも、ごくりと動いた喉元。
そのまま目を閉じたかと思うと────。
「……忍先生がいじめるから……っ……!」
一気に口にされたその言葉に、は……と、たまらず声が出た。
八つ当たりのような内容なのに、どうしてこんなにも嬉しくなるのか──その感情は、衝動を一気に加速させる。
彼女の両膝を掴み、ぐいっと左右に開いた。