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水蜜桃の願い
第2章 先生と生徒
「……っ、先生……」
首を振り、その呼び名を口にしたときだった。
先生は私を背後から抱き締めるようにして、ベッドの上に倒す。
そのまま振り向くと、ベッドサイドに立ったままの先生が、ズボンのベルトを外しているところだった。
かちゃかちゃという金属音がとても卑猥に聞こえる。
目を逸らせないまま、生唾を飲み込んだ。
下着だけになった先生が、ベッドにあがってくる。
腕を掴まれ、仰向けに横たわった先生の上へと導かれる。
身体を重ねるようにして、ぎゅっと抱き締めあった。
先生の身体があったかい。私の背中に回されているその腕。指先で、つつ……と背中を撫で上げるようにされる。
「ん……っあ……!」
びくびくと反応する私の身体が逃げないようになのか、後頭部に回されたもう片方の手。
そのまま唇を奪われた。ん、と思わず発せられた吐息ごと、先生は貪る。
「んっ……は、んぁ……」
背中をそっと、触れるか触れないかぐらいのタッチで辿られ続け、身体の中を駆け抜けるぞわりとしたものに翻弄されながらも、必死で、合わさる唇に意識を集中させようと試みた。