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第2章 　先生と生徒

「……っは、あ……とう、こっ……」


先生が苦しそうに私の名を呟く。
私の頭に置かれた手。
撫でるようにしてくれたかと思えば、その動きが止まったり。
じゅぷじゅぷと口を動かしたままちらりとまた先生を見れば、頭から離した手の甲を自分の口元に押し付けて、は……と声を圧し殺すようにする。
細められた目が苦しそうに私を見つめていた。その色っぽさにあてられた私は


……ああ、もうだめ。


なぜだろう──そんなふうに思い、つぷん、と口から先生のものを抜いた。
はあっと息を吐き、唾液でぬるぬるになっているそれを擦りながら、呟いた。


「も、挿れていい……？」


……だって、もう身体が疼いてたまらなくて。
この先生の硬くたくましいもので身体を充たしてほしくて。


「……っ……」


先生を受け入れる場所。
さわらなくても、もう溢れた蜜で蕩けているであろうことぐらい容易に想像がつく。

……これが、そこをこじ開けるようにしてはいってきて、なかをぐりぐりと擦り上げる────。

その感覚を思い出し、ひくひくとそこが震えるのがわかった。
ああ……と、たまらず漏らした溜め息さえも、震えてしまっている。