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水蜜桃の願い
第2章 先生と生徒
すぐに。
今すぐその強烈な刺激が欲しくて。
「……ゴム、取って」
先生に訴えれば、黙ったまま私を少し見つめ、それから、すっ……と視線を背後にあるベッドサイドテーブルへと流す。
取ってくれる気がなさそうなその仕草に、意地悪……と呟き、でも欲しがっている身体をもう誤魔化すことなんてできず、四つん這いになって先生の身体の脇を通る。
そのまま、サイドテーブルの引き出しを開け、避妊具の箱を取り出したときだった。
「ひあっ」
ぬるん、と──背中に感じたその感触。
その体勢のままで反射的に振り向くと、いつの間にか私の背後に来ていた先生が、背中に覆い被さるようにしていた。
「せんせ──っやあ……っ……!」
ぬるぬるとしたものが背中を這う。
何度も舐め上げるようにされる。
敏感な背中をそんなふうにされ、たまらずに、手にしていた箱をベッドに落とし、両手でシーツを握りしめた。
先生の両手が、私の腰に添えられる。
わざとだろうか──唇がうなじへと上がってくるときに、私のお尻にぶつけられる硬いもの。
まるで、もうこんなにも欲しがっている私を焦らして楽しんでいるかのよう。