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レンアイ×トライアングル
第11章 溢れる想い × 彼女の涙
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瀬戸さんのお店を出ると、鈴木さんが振り返った。
「急ごう。終電ギリギリだ」
……っ!待って……!
私まだ何も鈴木さんに伝えてない!
私は、思わず鈴木さんの背中を追いかけスーツの裾を引っ張ってしまった。
「……あの……もう少し一緒にいていいですか?話したいことが……」
慌てて手を引っ込め、震える声で言った。
短い沈黙のあと、
「うち来る?」
鈴木さんは困ったような笑みを浮かべた。