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レンアイ×トライアングル
第11章 溢れる想い × 彼女の涙
「座って」

「……………」

鈴木さんの部屋に入っても、私は一言も言葉を発せずにいた。

話したいことがいっぱいあるのに……上手く言葉が出てこない。

鈴木さんに案内されて、リビングのソファーに腰かける。

彼が私の隣に座って、私の手をそっと握った。

驚いて顔を上げると、鈴木さんと間近で目が合った。


………久しぶりに見る、彼の優しい眼差し。


私の目から涙が溢れた。


「私……鈴木さんが、好き……です」


言ってしまったら、想いが溢れて、涙が止まらなくなってしまった。
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