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最後の一色
第14章 19日目の雨は・・
19日目。
突然の雨の中を、美紗緒は息を切らしながらアトリエに駆け込んできた。
駅を出てすぐにぽつぽつと落ちてきた雨粒は、
日傘だけでは間に合わないくらい、しだいに本降りになってきた。
アトリエのドアを開ける時にはサンダル履きの足元はかなり濡れ、
ブラウスはところどころ肌が透けて見えた。
奥から飛び出てきた涼輔は、バスルームへと駆け込み、大慌てで
タオルを持って玄関へかけてきた。
「濡れちゃったね、大丈夫?まさかこんなに降ってくるとはね、迎えに行けばよかったよ」
バッグを玄関先に起き、涼輔からタオルと受け取ると
髪や腕をポンポンとタオルで叩きながら水分を吸い取った。
最後に足元を拭く時、さすがに片足では体が安定せずなかなかうまく拭けずにいると、
「僕の肩につかまって」
涼輔は美紗緒の前に一歩踏み出した。
突然の雨の中を、美紗緒は息を切らしながらアトリエに駆け込んできた。
駅を出てすぐにぽつぽつと落ちてきた雨粒は、
日傘だけでは間に合わないくらい、しだいに本降りになってきた。
アトリエのドアを開ける時にはサンダル履きの足元はかなり濡れ、
ブラウスはところどころ肌が透けて見えた。
奥から飛び出てきた涼輔は、バスルームへと駆け込み、大慌てで
タオルを持って玄関へかけてきた。
「濡れちゃったね、大丈夫?まさかこんなに降ってくるとはね、迎えに行けばよかったよ」
バッグを玄関先に起き、涼輔からタオルと受け取ると
髪や腕をポンポンとタオルで叩きながら水分を吸い取った。
最後に足元を拭く時、さすがに片足では体が安定せずなかなかうまく拭けずにいると、
「僕の肩につかまって」
涼輔は美紗緒の前に一歩踏み出した。