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最後の一色
第6章 5日目
基本的には主人がお金の管理はしているので、
急な出費にどうしたのかと問い詰められて、事情を説明したんです。
でも・・
ものすごく主人に怒られて・・
だいたい、親しいと言ったって、どういうおうちの方なのか・・
それを知っているのかって主人に聞かれて・・答えられなかったの。
知らなかったから・・
お名前と携帯番号、それだけ。
借用書はもらったのかって聞かれて貰ってないっていったら・・
ものすごく怒って・・
借用書書いてもらえって言われて、次のお教室の時にって思っていたら、
その方、来なくて。
翌週も来なくて・・
電話をしてみたら番号が変わっていて・・
結局連絡がつかず・・
おまえのバカさ加減に呆れるって、主人には散々罵られました・・
それで私に自分で稼いで返せって。
働いて稼ぐことがどんなに大変か、思い知れって。
1ヶ月で返せと言われて・・
ホステスでもすれば稼げるだろうって、言われて・・
それであの時・・あの場所にいたんです・・・