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最後の一色
第6章 5日目


夜・・
涼輔はベッドに入ってもなかなか寝付けなかった。

カーテン越しに感じる月明かりを見つめながら、思い返していた。

美紗緒の・・あの顔を・・
寂しさと怒りが入り混じった、なんとも切なそうな顔・・

彼女は今、どんな生活に身を置いているのだろう。
青山という東京の一等地でゆとりのある生活をしている半面で、
満たされない何かがある。
夫は自分にたいして関心がないと言っていた。
夫婦仲は良くはないのだろうか。
あれこれ想像を巡らせると、もっと眠気は引いていく。
完全に眼が冴えてしまった。


ベッドから起き上がるとキッチンへいき、めずらしく寝酒を飲んだ。
日本酒をグラスに半分ほど注ぎ、ちびちびとのどに流し込む。
かぁっとした熱さに口を真一文字に結んだ。

・・そんなに彼女が気になるか?・・

自問自答にニヤッと唇の片端をあげる。
どうやら・・彼女のことを・・

涼輔は心の中に小さな灯がついたことに、はっきりと気がついた。





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