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最後の一色
第9章 12日目、変化・・


その夜美紗緒は、タオルケットで体をくるむようにして、
壁の一点をじっと見続けた。

夫に背を向け、体を丸めるようにして、目を開いて思いだしていた。


涼輔が近づいてきて顔を寄せた時、下半身の変化に動揺した。
私のオンナが・・濡れた。
涼輔が手を伸ばして私に触れる・・そう期待した。

確かに、期待した。だから・・


もう3ヶ月近く、康文は私を抱かない。
怒らせてしまう前から、彼は私の体を求めてこなかった。
単純に、年齢的に性的欲求が衰えてきたからか、それとも
外に女がいるのか。

夫婦なんだから言いたい事、聞きたい事は遠慮なくぶつけられるはずなのに。
一回り年上の夫に従うことしかできない自分。
妻を同等に扱わない夫。
とっても窮屈・・

そんな毎日が楽しくなったのは、仕事のおかげ。
アトリエに行くと・・彼に会うと・・
リラックスできるの・・ホッとするの・・
息が抜けるの・・・

涼輔の、あの温かな眼差しを思いだすと、体の中心がキュンとうずく。
彼の存在が心の中にも体の中にも、
しっかりと根付いた証し、だと思った。


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