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二人の距離は350m
第2章 涙の初体験
「先生、お願いがあります」

ズイッと顔を寄せる露葉に、
「ぼ、僕に出来ることなら…」
伊丹は若干 仰け反り距離をとる。

「私に性交を教えてください」

「…へ?」

「チッ察しが悪いですね、こんなこと女の子に何度も言わせないでくださいよ。要するにセックスしましょうと言ってるんです」

「な、なななな!めめめめ目崎さん、お、女の子が舌打ちとか、そのセセセセックスなんて口にしちゃんんぅッ!?」

壁際まで飛び退いた伊丹の胸ぐらを掴み、露葉はその説教くさい口を唇で塞いだ。



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