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二人の距離は350m
第7章 本当の気持ち
「目崎さん、巳道先生はダメですよ?」

巳道の姿が消えてから、伊丹は強い口調で言った。

「巳道先生には奥さんもお子さんもいらっしゃいますからね!もしかして、目崎さんは年上趣味なんですか?だとしても、相手は独身でないと…」

「待ってください、なんの話ですか、一体!?」

「え?巳道先生を僕の代わりにしようとしてたんじゃないんですか?」

「はあ!?どうしてそうなるんです?バカなんですか、伊丹先生は!?」

あまりに的外れな発言に、ついカッとして大声を出してしまう。

「だ、だって、すごく良い笑顔で話してたから…」


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