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第8章 魔砲兵姫ニミット２

　そして更にその向こうから密やかな睦み合う声がしていた。

「お姉ちゃん……ああ、お姉ちゃんのおっぱい、柔らかくて気持ちいいよ……」

「ああん……レオの舌使い、とっても上手よ……乳首、感じる……」

　カナート侯爵家の美人姉妹ローレライとレオノーラだ。砲架を向い合せにして互いの肉体を慰め合っている。

「彼女たちは私より後に兵姫になったのに、とても素質がいいの」

　その声に振り向くとリリアンも目を覚ましていた。薄暗がりの中、姉妹のほうを窺っている。

「羨ましいわ……ご褒美にああやってお互いに触れ合うことが許されているのよ」

　羨ましそうにリリアンが言った。