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タンバリンでできたオーロラ
第8章 魔砲兵姫ニミット2
「私たちも……頑張りましょうね」
頑張る……?
頑張ってどうしたいというのだろうか。
ニミットはリリアンの視線を感じてゾッと身を震わせた。欲望の対象として見られることが恐ろしかったのではない。それにリリアンには憐みを感じこそすれ嫌悪は感じていない。恐ろしいのは、自分もいずれリリアンのようになってしまうかもしれないということだった。
覚醒を感知したのだろうか、再びニミットの股間で接続器官が蠢き始めた。
「あ……くっ!」
ずちゅ……くちゅ……
甘やかな痺れが下腹に拡がっていく。
恍惚の波にさらわれ、ニミットの意識はまた淫夢へと引き戻されていった。