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タンバリンでできたオーロラ
第3章 キリングス・オブ・キングス3 ~凌辱のカードバトル~
「余が欲してまだ手に入れておらぬものは何か? 申してみよ。納得いかねば首を撥ねるぞ」
毎日毎日繰り返してきた問いが王様から発せられ、錬金術師が答えました。
「それは、永遠の命でございます」
この答えはどうやら王様の心を掴んだようでした。
首を撥ねよ、とは命じずに王様は「ほう」と面白そうな顔をしてみせました。
しかし、今まで誰もがこう答えなかったのには理由があったのです。
「では、余に永遠の命を与えてみよ。できねば首を撥ねるぞ」
王様は手に入れることが出来ぬ答えなど欲しくはなかったのです。
しかし、錬金術は少しも怖気づいたふうもなく答えました。
「永遠の命を手に入れるための秘術には、千の美姫の命が必要です。ご用意を」
王様は顔をしかめました。
「それは確かか」
「嘘は申しませぬ」
「よかろう」