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タンバリンでできたオーロラ
第13章 星の王妃さま
オナニーしたことある人、手ぇ挙げて~!
なんてことを先生に言われたら、元気よく「ハ~イ!」
言われてもいないのに、これまでやった回数分、何度も挙手してしまう。それも両手で。
それぐらい、王妃さまは自分で自分を慰めることが好きでした。
* * *
ある日、王妃さまは、他の人も慰めてみたいと思いました。
それは、言葉通りの意味ではなく、ちょっと複雑な思いつきでした。
すなわち、
自分が自分で自分を慰めることによって他人を慰めることはできるのか?
そんな学術的な香りすら漂う、ややこしい着想でした。
自分のオナニーがどれぐらい世の中に通用するのか試してみたい。
そんな想いが根底にあったのだと思います。
趣味が高じて、というやつでしょうか。
恐ろしいですね。