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タンバリンでできたオーロラ
第14章 触手伯爵と美貌の四銃士2
第四章
魔道士に行為の感想を尋ねられるが。そんなことを口にできるわけもなく黙して秘するナルシャ。
「嘘はいけません」
「嘘は後ろめたさをもたらします。そして後ろめたさはあなたを弱くする」
「そういうお前は嘘をついてないというのか、隊長たちをかどわかし、私にしたような拷問をしているのではないか」
「拷問とは心外ですな。あなたは苦痛を感じましたかね。気持ちよかったのではないですか」
「それに先に質問をしたのは私です、それを無視して質問するとは公平ではない、不公平を他者に強いるのははやり後ろめたさをもたらします」
理不尽な理屈に対して、しかし本当に後ろめたさを感じるナルシャ。
これは暗示の魔法であると気づく。心の隙をついてかける邪悪な呪法に違いない。
耳を貸してはいけない、と思う間もなく魔道士が不意に放った言葉がナルシャに衝撃を与える。
「隠し事をしているのは貴女だ。私だけにだけではなく、他の誰にも知られないようにしている貴女の秘密……私が知らないとでも思いますか」
魔道士に行為の感想を尋ねられるが。そんなことを口にできるわけもなく黙して秘するナルシャ。
「嘘はいけません」
「嘘は後ろめたさをもたらします。そして後ろめたさはあなたを弱くする」
「そういうお前は嘘をついてないというのか、隊長たちをかどわかし、私にしたような拷問をしているのではないか」
「拷問とは心外ですな。あなたは苦痛を感じましたかね。気持ちよかったのではないですか」
「それに先に質問をしたのは私です、それを無視して質問するとは公平ではない、不公平を他者に強いるのははやり後ろめたさをもたらします」
理不尽な理屈に対して、しかし本当に後ろめたさを感じるナルシャ。
これは暗示の魔法であると気づく。心の隙をついてかける邪悪な呪法に違いない。
耳を貸してはいけない、と思う間もなく魔道士が不意に放った言葉がナルシャに衝撃を与える。
「隠し事をしているのは貴女だ。私だけにだけではなく、他の誰にも知られないようにしている貴女の秘密……私が知らないとでも思いますか」