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タンバリンでできたオーロラ
第6章 進路指導

「第一志望はお兄ちゃんのおちんちん」
「ちょっと待てーーーーーーーーーーい!」
なんだよそれわ!
アカンわ! 絶対ダメだ!
アウト、アウト、アウトー!
「お前それ呼び出さなアカンの親じゃなくてお兄ちゃんのほーだろ!」
「えーなんで?」
「いやっ……だって、ちょっ……その、お兄ちゃんとその、ホラ」
なんかあったって思うでしょ、フツー。
「だって、お兄ちゃんと毎日いっしょにお風呂入ってたし、当然でしょ?」
うーん。
そういうことかー。
そうだねえ。
……どうだろうねえ。
お父さんのおちんちんじゃなくてまだ良かったってことかなー。
親御さんの気持ちに想いを馳せる。
「何歳まで一緒に入ってたの?」
「そのときまで」
そっかー。
あー。そっかー。

