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タンバリンでできたオーロラ
第6章 進路指導
「だってキリトリ線っぽくない?」
「う、うん……そうだね……」
「あー、何? その顔」
「いや、どうぞ、続けて。お話、興味深いです」
「なによソレ馬鹿じゃないの」
「若干、お兄さんの事が心配です」
「はあ? ああ、別に切り取ったりしてないって。子供の発想の話でしょー」
いやー、その子供が高校生になって進路にチンチンって書いちゃうわけですから。
「それに、ゴシゴシしてたらビュッて出すじゃない」
「お前まさかマジに……」
「ん?」
「いや、お兄ちゃんでしてたの? そういうこと」
「してたよ」
「マジかよー!」
「でも、最後まではしてないよ。そんな事考えもしなかったもん」
「よくしなかったな」
「だって、お風呂のオモチャみたいなもんだったのよ」
「あー」
ちょっと納得。アヒルちゃんみたいなモンか。
でも、どうなんでしょうかね。
進路調査に「お風呂のオモチャ」って書くか?
百歩譲って「アヒル」だったとしてもかなり厳しいぞ。