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偶数月☆
第3章 6月
6月になり、もうそろそろ梅雨だと言う金曜日
達也に会った。

セフレ状態になりつつある、あたしたちだけど
会うのをやめないのは何でだろう?

達也が好きだから?
達也とのエッチが気持ちいいから?

自分自身の気持ちも上手くまとまらないまま6月になった。

そして今日も達也に抱かれた後
あたしのベッドで寝ているとき
遠くで人の声がして起きた。

「・・・から・・って・・・だろ」

達也の声だ。
台所から声が聞こえた。

ワンルームのあたしの部屋は
仕切りがないから
これがよく聞こえる。

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