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偶数月☆
第3章 6月
「遠距離になるから、別れようっていったのはお前だろ?
いまさら電話してくんなよ」
あ・・・
大阪での彼女だ・・・
「え・・・。もう無理だろ」
達也の声は切なくて
あたしが聞いたことのないような声だった。
あたしは寝ている振りから起き上がることができなくて
ただ、その電話の内容をずっと聞いていた。
深夜の1時。
そんな時間に電話をかけるなんて
元カノだってよっぽどのことだろうと思う。
あたしを抱いてるのは
別れた彼女の代わり?
寂しいから?