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偶数月☆
第4章 8月
あたしの中の「オンナの部分」が
あたしの中の「理性」に打ち勝ったとき
あたしは達也の頭を掻き抱いた。

「ね・・もっと。もっとぉぉ。
感じさせて。もっと感じさせてっ」

その言葉を聞き取ると
達也があたしの中に入ってきた。

あたしの中を知り尽くしているかのように上手に動く。

その動き、1つ1つに
あたしは体の奥底から愛しているというオーラを発信する。

達也が好き。

ほかの女性を好きだと言われ改めて自覚した。

「あぁぁ・・んぁ。いいよぉ・・・」

こんなキツイ自覚ってないよね。


でも・・・

「千尋っ・・・・」

達也がイク時に呼んだ名前はあたしじゃなかった・・・・


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