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偶数月☆
第5章 10月
「よ!」
30分ほど遅れて達也がお店に入ってきた。
みんなに軽く挨拶をしてさりげなくあたしの横に座る。
当時付き合っていたことはみんなが知っていることで
ケンカ別れしたわけじゃないから隣に座っても
不思議がられることはない。
それぞれの隣や前の席と話していたけど
あたしと達也はほとんど話さなかった。
でも・・・
テーブルの下で。
達也の左手とあたしの右手はつながれていた。
おねがい。
達也。こんな事しないで・・・
恋人みたいって錯覚しちゃうよ。
あのときのままのあたしたち。
あのときのままのみんな。
全部。。。
あのときのまま。。。
30分ほど遅れて達也がお店に入ってきた。
みんなに軽く挨拶をしてさりげなくあたしの横に座る。
当時付き合っていたことはみんなが知っていることで
ケンカ別れしたわけじゃないから隣に座っても
不思議がられることはない。
それぞれの隣や前の席と話していたけど
あたしと達也はほとんど話さなかった。
でも・・・
テーブルの下で。
達也の左手とあたしの右手はつながれていた。
おねがい。
達也。こんな事しないで・・・
恋人みたいって錯覚しちゃうよ。
あのときのままのあたしたち。
あのときのままのみんな。
全部。。。
あのときのまま。。。