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偶数月☆
第5章 10月
「ベッドにいく?このままする?」

「・・・このま・・ま・・」

ベッドまで行く時間がもどかしくて
身体を拭く行為がもどかしくて熱いお湯に打たれながら

あたしは鏡に両手をついた。

そんなあたしのお尻を後ろから抱え込むようにして
達也が入ってきた。

「はぁぁ。。。ん。あっあっあっあっぁぁぁ・・・」

達也が律動をするたびに
声がそれにあわせるように漏れていく。

反響するバスルームと鏡に映るあたし。

両手を鏡に突いて半開きにした目と口。

そんなあたしを髪から水を滴らせて
意地悪くわらう達也。

「イッちゃうよぉ・・」
「イけ」
「ああぁぁん。イッちゃうぅ!」
「イけ。」

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