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偶数月☆
第1章 2月
とりあえずスーツの上着だけ脱がして
リビングのソファーに寝かせた。

まったく!
手がかかる男だ!

いまいち酔えなかったあたしは
シャワーをして
化粧をきちんと落として
ベッドで眠りについた。

夜中・・・
人の気配がして
目を覚ました・・・

「達也?」
「ああ」

達也はそう答えると
私の髪を優しくなで始めた。

「達也?」
「七海」

あたしの名前を呼んだかと思ったら
やさしく触れるだけのキスをした。

「え?え?」

頭が混乱して
声を発したあたしの唇に
さらにキスをしてきた達也は
唇の隙間から舌を入れてきた

「んぁ・・たつ・・や・・」

いまだに混乱しているあたしを置いていくかのように
達也の手が動き出した。

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