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今宵ワタシの胸の中で
第5章 今宵が運命の夜なら
翌日、約束の時間に亮君は私を迎えにきてくれた。
そして、映画を観る。ラブストーリーじゃなくて、良かった。
映画の後に初めて二人きりでお茶を飲む…なんか穏やかな時間。悠太や元カレとは持ったことない感情だった。
「綾ちゃん、夜に悠太たちと合流して飲まない?」
「うん。いいよ。」
亮君の提案に私の友達も誘って、3対3の6人の飲み会が決まる。それまで二人で時間を過ごす…なんか恋人みたい。
そう思ってもすぐに美樹とのことを思い出して、そんな想いに蓋をする。
もうすぐ合流時間…この穏やかな時間ももう終わりを告げるね。
「綾ちゃんさ…彼氏と別れたんでしょ?」
悠太が話しただろう私の失恋話。彼氏いたら、亮君と二人で出掛けたりしないし…その前に悠太にも連絡しないよ。私の元カレはこの街にいるんだから。
「うん…遠距離だったし、ダメだった。」
言った瞬間にヤバイ!と思ったけど、もう遅くて…亮君の切なそうな眼差しを見て、泣きそうになる。
「ごめんね。悪いこと聞いちゃった…」
お互い泣いてしまうんじゃないかと思う空気で、先に話出したのは亮君だった。
「私こそ、ごめ…ん……」
泣くつもりなかったのに、亮君の別れは私のせいだと、亮君に泣きそうな顔をさせてるのは私のせいだと思ったら、涙が出てきた。
そんな私を亮君は優しく抱きしめて、背中をさすってくれた…きっと元カレのことだと勘違いしてるんだろうな。
でも、今はこの優しさに少しでも触れていたかった…
「…亮君、ありがとう。」
複雑な想いの中で、この優しいぬくもりを好きになっていく。
ねぇ、亮君…もしも私に運命の出逢いがあるとしたら、それは今日だと思う。
私はあなたに本当の恋をしました。
そして、映画を観る。ラブストーリーじゃなくて、良かった。
映画の後に初めて二人きりでお茶を飲む…なんか穏やかな時間。悠太や元カレとは持ったことない感情だった。
「綾ちゃん、夜に悠太たちと合流して飲まない?」
「うん。いいよ。」
亮君の提案に私の友達も誘って、3対3の6人の飲み会が決まる。それまで二人で時間を過ごす…なんか恋人みたい。
そう思ってもすぐに美樹とのことを思い出して、そんな想いに蓋をする。
もうすぐ合流時間…この穏やかな時間ももう終わりを告げるね。
「綾ちゃんさ…彼氏と別れたんでしょ?」
悠太が話しただろう私の失恋話。彼氏いたら、亮君と二人で出掛けたりしないし…その前に悠太にも連絡しないよ。私の元カレはこの街にいるんだから。
「うん…遠距離だったし、ダメだった。」
言った瞬間にヤバイ!と思ったけど、もう遅くて…亮君の切なそうな眼差しを見て、泣きそうになる。
「ごめんね。悪いこと聞いちゃった…」
お互い泣いてしまうんじゃないかと思う空気で、先に話出したのは亮君だった。
「私こそ、ごめ…ん……」
泣くつもりなかったのに、亮君の別れは私のせいだと、亮君に泣きそうな顔をさせてるのは私のせいだと思ったら、涙が出てきた。
そんな私を亮君は優しく抱きしめて、背中をさすってくれた…きっと元カレのことだと勘違いしてるんだろうな。
でも、今はこの優しさに少しでも触れていたかった…
「…亮君、ありがとう。」
複雑な想いの中で、この優しいぬくもりを好きになっていく。
ねぇ、亮君…もしも私に運命の出逢いがあるとしたら、それは今日だと思う。
私はあなたに本当の恋をしました。