この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
今宵ワタシの胸の中で
第5章 今宵が運命の夜なら
翌日、約束の時間に亮君は私を迎えにきてくれた。
そして、映画を観る。ラブストーリーじゃなくて、良かった。

映画の後に初めて二人きりでお茶を飲む…なんか穏やかな時間。悠太や元カレとは持ったことない感情だった。

「綾ちゃん、夜に悠太たちと合流して飲まない?」

「うん。いいよ。」

亮君の提案に私の友達も誘って、3対3の6人の飲み会が決まる。それまで二人で時間を過ごす…なんか恋人みたい。

そう思ってもすぐに美樹とのことを思い出して、そんな想いに蓋をする。

もうすぐ合流時間…この穏やかな時間ももう終わりを告げるね。

「綾ちゃんさ…彼氏と別れたんでしょ?」

悠太が話しただろう私の失恋話。彼氏いたら、亮君と二人で出掛けたりしないし…その前に悠太にも連絡しないよ。私の元カレはこの街にいるんだから。
「うん…遠距離だったし、ダメだった。」

言った瞬間にヤバイ!と思ったけど、もう遅くて…亮君の切なそうな眼差しを見て、泣きそうになる。

「ごめんね。悪いこと聞いちゃった…」

お互い泣いてしまうんじゃないかと思う空気で、先に話出したのは亮君だった。

「私こそ、ごめ…ん……」

泣くつもりなかったのに、亮君の別れは私のせいだと、亮君に泣きそうな顔をさせてるのは私のせいだと思ったら、涙が出てきた。

そんな私を亮君は優しく抱きしめて、背中をさすってくれた…きっと元カレのことだと勘違いしてるんだろうな。

でも、今はこの優しさに少しでも触れていたかった…

「…亮君、ありがとう。」

複雑な想いの中で、この優しいぬくもりを好きになっていく。

ねぇ、亮君…もしも私に運命の出逢いがあるとしたら、それは今日だと思う。

私はあなたに本当の恋をしました。
/15ページ
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ