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緊縛の夜
第2章 解放
車は大きな道路を走って行った。

私は彼の横ですっかり安心して眠ってしまった。

目が覚めると、そこは見覚えのないマンションの駐車場だった。

「ここが俺の家なんだ」と彼は言った。

そこは三階建てくらいの白い壁でできた建物だった。

私は眠い目をこすりながら車から降りた。

「ごめんね。寝ちゃって」

「疲れていたみたいだし、全然かまわないよ。よかったら俺の部屋で休んでいく?」

「そうする」

私はそう言って彼の横を歩いてマンションの階段を上った。

彼は私を気遣いならゆっくりと歩いていた。

私はこんな状況で自分の膣が濡れていることに気付いた。

心の中のどこかで彼なら身を任せてもいいと思っていた。

彼は鍵でドアを開けると、私を中に案内した。

部屋の中は綺麗に整頓されていて、リビングとベッドの置いてある部屋があった。

私たちはテーブルに座ったが、私はどこか落ち着かないというか、体に染みついた汚れを落としたいような衝動に駆られていた。

「ごめん。シャワー借りてもいい?」

私がそう言うと彼は「かまわないけど」と言っていたが、少し照れているように見えた。
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