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神様とのお約束
第1章 赤ちゃん
パパの『大丈夫』という言葉と覚悟に励まされて、絶対にゆいとくんを無事に生むって心に強く決めた。

ボクはそんなママを見ていた。
ゆいとくんを励ます為に。


ゆいとくん、パパとママは君を迎い入れる準備が出来たよ。
だからね、心配しなくていい。
ゆいとくんが安心して生まれる準備が始まるよ。


診察室で看護師さんはモニターでママのお腹をずっと見ていた。

パパはママの隣で笑顔を作った。
ママは落ち着きを取り戻し、泣き止んだ。


それから、ママの受け入れ先の病院が決まった。

ママをずっと担当していた先生の後輩が近くの大学病院に、たまたま夜の勤務をしてたんだ。
事情を話して、すぐにベッドを手配してくれた。
実はね、昨日まではベッドがいっぱいだったんだって。
この病院がダメだったら、物凄く遠くの病院に運ばれちゃったらしいんだ。


良かったね。
きっと、こういうタイミングも神様はみてるんだよ。


ママはパパに付き添われて病院に搬送されました。
朝になるのを救急車から見ていた。

怖いけど、パパが居れば大丈夫ってママは何度も自分に言い聞かせた。
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