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第1章 赤ちゃん

ママは病院に着いてから、すぐに診察室に運ばれた。

ドキドキしながら、診察を受けたんだ。

大学病院の先生も女の先生だった。

「大丈夫ですよー
力抜いてね」

先生は笑顔で言うんだ。

「破水しちゃって焦ったね。
でも、大丈夫だからね。
赤ちゃんは元気。
今すぐではないかな？
もう少しお腹に居て貰うように治療しましょう。
大体、推定1100ｇで28週か。
赤ちゃんが外に出てきてもほぼ大丈夫な数値ですから、安心して下さい」


ママはその先生の言葉に安心した。
ゆいとくんが今生まれても、安心出来る場所に居るからだよ。

それでもね、ママは１日でも長くゆいとくんをお腹の中に入れておきたかったんだ。

その方がもっと安心だからなんだ。
ゆいとくんがママのお腹で１日でも長く育って、体重を増やしてあげたかったし、カラダの事を一番心配していた。

ゆいとくんのカラダが一番大事だってね！