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第1章 赤ちゃん

痛みの間隔が短くなっていく。

ママはお腹にモニターをつけて、看護師さんが代わる代わるそのモニターを見ながら、ママの部屋に様子を見に来た。


「日付変わりました。
また、１日長く赤ちゃんお腹に居てくれた。
有難いですね」

「良かったね。
いざ生まれても、大丈夫なラインになってるから安心してね」

「情けないですね‥‥
きっと陣痛はもっと痛いはずなのに痛くて痛くて‥‥‥」

「痛み止め効かないかな？
また先生に診て貰おうか」

余りにも痛がるママを見て、ベテランの助産師さんを看護師さんが呼びにいってくれた。

ベテラン助産師さんが気づいてくれた。
モニターとママが痛みに苦しがる姿を見て只事ではないって。


「陣痛始まってるかも‥‥‥
診察室に運びましょう。
急に始まる場合もあるわよ。
とにかく急いで‼︎」


ママは看護師さんに車椅子で診察室に運ばれた。