- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
神様とのお約束
第1章 赤ちゃん
ママはパパの誕生日に一時退院を許されたんだ。
ママはずっと安静にして、パパの誕生日を一緒に過ごしたいってお医者さんにお願いした。
お腹のゆいとくんもその願いを叶えてあげたんだ。
入院してからのママの状態は安定していたからね。
パパの誕生日の前日に一時退院した。
パパはお庭のトマトでママの好きなグラタンを作ってあげたんだ。
ママは何でも食べようとしたけど、思うように体重が増えなくて、ゆいとくんが小さいまんまだった。
パパはね、ママが入院している間にいっぱいお料理を覚えた。
普段はママが作るお弁当にもチャレンジしたんだよ。
毎日、ママにお弁当の写真を送って安心させていたんだ。
パパお手製の熱々のグラタンをママが食べた。
「美味しいね。
やっ君」
微笑んで少し甘えるママ。
ママは、パパをやっ君って呼んでいた。
パパもママをキィって呼ぶ。
ゆいとくんと巡り会うまでは夫婦でそう呼び合っていたんだよ。
ゆいとくんが生まれてからは、パパ、ママになった。
そう呼びあいたかったからなんだよ。
ママはずっと安静にして、パパの誕生日を一緒に過ごしたいってお医者さんにお願いした。
お腹のゆいとくんもその願いを叶えてあげたんだ。
入院してからのママの状態は安定していたからね。
パパの誕生日の前日に一時退院した。
パパはお庭のトマトでママの好きなグラタンを作ってあげたんだ。
ママは何でも食べようとしたけど、思うように体重が増えなくて、ゆいとくんが小さいまんまだった。
パパはね、ママが入院している間にいっぱいお料理を覚えた。
普段はママが作るお弁当にもチャレンジしたんだよ。
毎日、ママにお弁当の写真を送って安心させていたんだ。
パパお手製の熱々のグラタンをママが食べた。
「美味しいね。
やっ君」
微笑んで少し甘えるママ。
ママは、パパをやっ君って呼んでいた。
パパもママをキィって呼ぶ。
ゆいとくんと巡り会うまでは夫婦でそう呼び合っていたんだよ。
ゆいとくんが生まれてからは、パパ、ママになった。
そう呼びあいたかったからなんだよ。