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My blue sky prince...♡
第4章 関わる
「ふ…、ぁ…っん、うぅ〜っ…」
散々、空の胸で泣いた筈なのに。
まだ心は泣き足りないのか、ぼろぼろと溢れる涙は止まらなくて。
「…ねっ、止めて…?空ぁ…」
もう泣きたくない。
あいつの事で、もう涙を流したくないよ…
空を見上げて懇願したあたしに、空は体を屈めて…あたしの唇を深く塞いだ。
「…っ、んん」
突然のキスに驚いて、体がこわばる。
空の舌があたしの唇を割って入り込み、深く絡めた。
「ぅ、はっ…ん」
じりじりと後退し、さっきのように当たったものに倒れたそこは…ベッド。
次々と上がる花火の光が窓越しに見えるし、音だって聞こえる。
はなび、
そう呟こうとしたあたしの唇は、空にベッドに押し倒されて塞がれた。
呼吸の猶予は与えてくれるものの、激しく気持ちのいいキスに意識が朦朧としてくる。
「やらぁ…っ、ん…空…っ」
口では、抵抗してるけど。
あたしの心と体は空を求めていた。
もっと…もっと、ほしい…
唇から首筋へ移動した空の舌。
わざとらしく大きな水音をたてて愛撫され、頭の中がとろとろになっていく…
ちくん、と鎖骨辺りに広がった甘い痛み。
いくつもあたしの肌に紅い華を咲かせ、満足気に微笑む空。