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My blue sky prince...♡
第4章 関わる






ドン ドドン


「…!?」


突然響いた爆発音にびく、と体を震わせる。


「…っ、…っな、何…!?」


「何だと思う?」」


「え?…う、」


一瞬考えて、今日の本来の目的を思い出す。


「…!」


あ…


「花火…!」


「うん。今からなんだね」


ばあっと目を輝かせて体を起こそうとしたあたしの体を支えて立たせてくれた空は、あたしの手を繋いで窓辺へ連れて行ってくれる。


あたしの部屋からも見える花火を、空と並んで見つめた。


「…花火、初めて?」


あたしの言葉に、空はまた首を傾げた。


「結ちゃんと見るのは初めてだよ」


それはそうだけど…


「今まで見た花火で一番綺麗だ」


優しい声で言う空を見上げる。


暫く、お互い無言で花火を眺めていた。


…本当は、篤と見る筈だった花火。


でも篤は、今頃一緒にいたあの子と…


ぽろっと流れた涙。


止めどなく目から溢れ、止まらない…


「うぅ、んっ…ふぅ」


堪えようとするのに、堪えようとすればする程涙が溢れる。


「…結ちゃん」


耳に優しく届いた、空のあたしを呼ぶ声。


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